~健康と脳への刺激~
私たちの五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の中でも、嗅覚(においを感じる力)は、日常生活ではあまり意識されにくい感覚かもしれません。しかし、実は健康や脳の働きに深く関わる大切な感覚なのです。
嗅覚は「脳を直接刺激する」特別な感覚
五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」です。
香りの分子を嗅覚がキャッチすると、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、自律神経系をつかさどる「視床下部」にその情報が伝わり、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えます。
つまり、においを感じることは、脳を活性化させ、記憶力や感情の安定にもつながるのです。

高齢者になると年齢とともに嗅覚は衰えやすくなります。それを放っておくと次のような問題につながることがあります。
- 食欲が落ち、栄養が偏る
- ガス漏れや焦げ臭などの危険に気づきにくくなる
- 認知機能が低下しやすくなる
実際に研究でも、嗅覚の衰えは認知症の初期症状の一つとされており、早期の注意が大切だと言われています。
嗅覚を鍛える方法
嗅神経は日頃の意識で再生できると言われています。
簡単にできる習慣で嗅覚を刺激し、脳を元気に保つことができます。

- 毎日、果物・ハーブ・コーヒー・味噌汁などのにおいを「意識して嗅ぐ」
- 季節の花や香りを楽しむ
- 散歩の途中で草木や土のにおいを感じる
- アロマ(精油)を使って嗅覚トレーニングをする
このような「においを意識する」習慣が、脳への刺激となり、心身の健康に役立ちます。
このうち「アロマ(精油)を使って嗅覚トレーニング」をするということはなかなか馴染みがないと思います。アロマの使い方や楽しみ方はアロマテラピーアドバイザー、アロマハンドセラピストの横山へぜひ気軽に聞いてください。
また、日頃MOVE ONで行っているアロマハンドトリートメントは、やさしい香りで脳への刺激もあり➕手のぬくもりで自律神経も整い、心の健康にもつながりますよ。
